尿酸値の高い人の食傾向

●プリン体の多い食品の制限

尿酸値を上昇させる要因の1つに飲食があります。尿酸値を抑えて、痛風を予防するためのポイントの第1番は、尿酸の原因量となるプリン体の摂取量を、できるだけ減らすことです。そして、痛風が発症した場合には、プリン体の摂取は厳しく制限することが基本です。

100グラム当たりに、プリン体を200ミリグラム以上含むものを高プリン体食品と呼び、レバー、マイワシ、エビ、白子、乾物、干し椎茸などが挙げられます。

プリン体は1日400ミリグラム以内を目標にしますが、タンパク質が多い食品にプリン体が多量に含まれているため、厳密な低プリン体食を取り続ける事は不可能なので、できるだけ高プリン体食品を控えるようにした方が良いと思います。

▼プリン体が極めて多い食品(300ミリグラム以上)✖

鶏レバー、マイワシ乾物、白子、あんこう肝

▼プリン体が多い食品(200から300ミリグラム)✖

豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、アジ乾物、さんま乾物

▼プリン体が極めて少ない食品(50ミリグラム以下)◎

コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、数の子、すじこ、ウィンナーソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、卵、とうもろこし、じゃがいも、さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、ニンジン、大根、白菜、海藻類

●アルコールの過剰摂取は禁止

尿酸値を下げるためには水分を取り、尿の量を増やすことが大切です。しかし、水分といってもビールなどのアルコール飲料は禁物です。アルコールは尿酸の排泄を抑制するため、尿酸値を上昇させることになります。特にビールにはプリン体が多いので、注意が必要です。痛風は飲酒時に発症しやすいだけに、尿酸値が高い人にはビールだけでなく、すべてのアルコールの禁酒が求められます。

●アルカリ食品を摂取しよう

尿酸は尿がアルカリ性になる方が排泄されるため、尿酸値は下がりやすくなります。しかし、高尿酸血症の人の尿は酸性に傾きがちになるため、尿を酸性化させる食品を控え、アルカリ化させる食品を積極的に取る事で痛風の予防につながります。

●尿をアルカリ化させる食品は?

ひじき、わかめ、昆布、干し椎茸、ほうれん草、ごぼう、さつまいも、人参、バナナ、里芋、キャベツ、メロン、大根、かぶ、ナス、じゃがいも、グレープフルーツなどが挙げられます。

●逆に酸性にさせる食品は?

卵、豚肉、サバ、牛肉、カツオ、ホタテ、白米、ぶり、マグロ、さんま、アジ、イワシ、カレー、穴子、エビ、などが挙げられます。

●こんな食品を増やしましょう

アメリカの大規模コホート研究によると果物を多く摂取するグループは痛風の発症リスクが低く、海藻、野菜、豆、果物などを積極的に取り尿酸の排泄を促進させましょう。そしてこれらは、エネルギーでもありビタミンミネラル食物繊維などが豊富に含まれているので積極的に取りたい食品です。