ビールの苦味、香り付けに用いられる植物としてよく知られているホップ。薬用ハーブとしても、さまざまな効果があるといわれています。ホップ樹脂、タンニン、ホップ油などの成分に鎮静、安眠、健胃整腸、抗菌作用、食欲増進効果があり、欧米では鎮静剤や安定剤として使われています。
ホップにはルプリンと呼ばれる黄金色の花粉に似た顆粒が多く付着しており、苦味質や芳香油が含まれているほか、保湿作用、収れん作用があります。
●タンニン
ストレスを和らげるタンニンで、ニキビなど肌荒れの改善が期待できます。
●フィストロゲン
女性ホルモンと同じ働きにより、きめの細かい美肌や豊かな髪が期待できます。更年期障害、肌の老化、冷えを軽減します。エストロゲン過剰の発ガン性を抑制しながら女性ホルモン効果を発揮します。
このホルモン様作用と、ホップ自体が持つ抗菌作用のダブル効果で、ニキビなどの肌荒れ改善に効果を発揮します。
●クマリン
抗菌作用やエストロゲン様ホルモン作用、光感作用促進、抗血液凝固などで知られている成分。血栓防止薬として利用されています。新たに判明した神経成長因子の活性化作用により、年を重ねても、脳のパワーを維持することが期待できます。