ダイエットには玄米食

私はダイエットには、玄米食もしくは胚芽米を勧めています。それは、玄米の中に含まれている、ビタミンやミネラル、そして食物繊維などの数多くの栄養素が豊富であると言うこともさることながら、玄米特有の機能性成分には、強い抗肥満効果があることが確認されているからです。

玄米に含まれている、抗肥満効果成分は・・

★ガンマオリザノール(東京大学農学部が糖を分解すると発表)
★植物ステロール(コレステロールの吸収を抑える)
★アラビノキシラン(糖や油を吸着して体外に排泄)
★IP-6《イノシトール6リン酸》(栄養素の吸収を抑制)

以上のような、抗肥満成分が含まれていると言うだけではなく、玄米はGI値も低く、急激に血糖値を上げるような、ブドウ糖スパイクは起きません。白米や単純糖質のようにGI値が高い食品は、膵臓からインスリンを大量に分泌させるために、脂肪の合成を促進する事になります。

白米から玄米に変えるだけでも、効果はあると考えられます。特にオススメは朝食です。最近は数多くの人がパン食をしています。朝食のパン食を玄米粥に変えるだけで、ダイエット朝食になります

食パンにジャム、そしてコーラを飲めば最悪です。血糖値を急激に上げて脂肪を合成するように走ります。パンにはグルテンが含まれていて依存性が指摘されています。またマーガリンやショートニングのトランス脂肪酸の使用もあることから、健康にはあまり良い食品とは言えません。

お粥はご飯に比べて低カロリーですし、さらに、その白米粥を玄米粥に変えればGI値が低いことから、オススメのダイエット朝食です。

玄米は、健康のスーパーフードであるにもかかわらず、普及率は本当にわずかと言うしかありません。根本的には美食に慣れた現代人は、食べてまずいものは、健康に良くても口にしません。なので私たちは、玄米の栄養素の71%を持っている「胚芽米」を勧めています。

通常、玄米の栄養素を100とした場合、白米はわずか5%なのです。玄米の胚芽に66%、外皮に29%の栄養素があると言われています。口にしてまずいのはこの外皮の糠の部分で、これを取り除いたお米が、胚芽米なんです。色は少し黄色い色をしていますが、味は全く白米と変わりません。食べるのも、慣れると白米よりおいしいと言う人たちが多いです。

ただ、普及していないのは、胚芽がついているので、賞味期限が非常に短いお米なのです。ですから、スーパーやお米屋さんも在庫を抱えづらく、売りにくいお米になっています。あまり見かけないですよね・・。
是非、インターネットか何かで買い求めてください。普通の白米に比べて価格は2倍位しますが、栄養素は白米の14倍もあります。

さぁ明日から、あなたも「胚芽米」に変えてみませんか?よく考えてみればお米は本当に安い食品です。