カモミールはヨーロッパ原産のキク科の植物で、ジャーマン・カモミールの和名を「カミツレ」と呼ばれ、別名「ハーブの女王」と言われています。カモミールティーは世界中で最も親しまれているハーブティーで、フレッシュハーブからはリンゴに似た爽やかな甘い香り、ドライハーブからはもう少し深い甘みのある（はちみつのような）香りがします。メディカルハーブとしても万能薬と呼ばれています。どこの国でも「緑の薬箱」の定番ハーブになっています。
◆美肌効果
★抗糖化
カモミールに含まれている「カマメロサイド」という物質に、糖化により生成されるAGEs（最終糖化生成物）の一部の生成を阻害する効能があることが、同志社大学の研究で判明しました。糖化による肌の老化は生きている以上避ける事が出来ません。加齢老化の原因の1つでも有ります。幾つかの抗糖化食品が解って来ています。進んで取る様にしましょう。
★美白
カモミールエキスには、メラノサイトに対しメラニン色素を作る働きを抑制して、メラニン色素の生成を抑制する美白効果があります。また、カモミールエキスは美白成分として医薬部外品として認められています。
★肌荒れ
カモミールには、抗炎症・抗アレルギー作用に優れたα-ビサボロールやカマズレン、消炎・鎮静作用に優れたアピゲニン、さらに、ポリフェノールの一種であるフラボノイド成分も多く含まれているので荒れた肌には効果的と言われています。
★リラックス
カモミールはアロマセラピーの精油としても有名ですが、このハーブには不安や緊張、怒りを鎮めるほか、ストレスの予防・改善にも役立つとされています。
ハーブティーとして使用する以外に、薬草湯、ハーブオイル、ハーブビネガーなどに使います。また私、野菜スープの出汁にも使います（薬膳の薬効スープのように）。ゼリー、ミルクティー、ケーキなどにも使用出来ます。