南欧の民間療法では、オリーブ葉が心血管疾患に用いられてきました。オリーブ葉は、抗酸化作用や抗炎症作用を有する成分を豊富に含むことから、動脈硬化性疾患などの生活習慣病予防作用が期待されており、サプリメントにも利用されています。オリーブ葉の主要成分として、オレウロペイン、ヒドロキシチロソール、チロソールで、特にオリーブの葉に含まれるポリフェノールの一種のフラボノイド類やカルシウム、鉄分などのミネラルの働きから、血圧降下や解熱、殺菌など様々な効果があるとされています。このような多くの働きから、総合的な健康に結びつくサプリメントとしても評価されているのです。
★オレウロペインの美肌効果
オレウロペインは免疫力強化・抗菌・抗ウイルス効果が特に有名です。ポリフェノールの一種とされ､強い抗酸化としても優れますが､一つの抗生物質のような働きをしてくれます｡オレウロペインの抗ウイルス効果は、ウィルスを殺すだけでなく、細菌やウイルスが体内に侵入することに反応し、免疫細胞の働きを促進させ、体内の細胞を守る効果があります。
★オレウロペインは体内で美肌物質ヒドロキシチロソールになる。
美肌にも効果があると言われています。そのメカニズムはオレウロペインが摂取後に体内で分解されて美肌に有効な成分であるヒドロキシチロソールなるためです。
★抗糖化
オリーブの葉は血糖値を下げる効果も有り、抗糖化にも働くと言われています。
その他、オレウロペインはコラーゲンの生成を促進する作用もあるようで、総じて美肌に効果的な成分と言えます。
▼食べ方
○オリーブの葉を影干しして、煎り、お茶として飲むのが一般的
○クッキー等に練りこんでほろ苦さを楽しむ
○煮込み料理に2~3枚入れる