体温は一体どこで作ってるの?

私たち人間は、人によっても違いますが、体温は36.5度位あります。静かに考えてみると、冬の寒い時期でも同じように36.5度ありますよね。この私たちの体温は一体どこで、どのようにして作っているのでしょうか?体の中にボイラーのようなものがあってそこで火を燃やしているわけではありません。よく考えてみると不思議ですね。

●体温はここで作っている
実は私たちの体温は、筋肉・内臓(肝臓、胃腸)・脳・骨で熱を作り上げています。そして私たちの体の中では、常に代謝が行われており、新しい細胞がどんどん生まれ、そして古い細胞が次から次へと廃棄されています。この時も代謝による熱を発生しています。

●そしてさらに、体温を上げるヒーターの役割をしているのが「褐色脂肪細胞」と言う特殊な脂肪細胞がエネルギーを熱に変えています。

▼「褐色脂肪細胞」とは
普通私たちが、脂肪細胞と言っているのは「白色脂肪細胞」といいます。「白色脂肪細胞」はエネルギーを備蓄するために働いていますが、一方「褐色脂肪細胞」はそれとは逆に、エネルギーを熱に変える役割をしています。この「褐色脂肪細胞」が私たちの体のどこに存在するかと言うと、それは首の周り・肩甲骨の周り・脇の下・腎臓の近く・心臓の近くに存在します。

私たちの体はほんとに、不思議ですね!すごいですね!

やっぱり体の中で何かを燃やしているわけではなかったんですね!私たちの体はすごいですね、そして、ある一定の温度を守り続けているのですね。

●最近、低体温の人が問題になっています。低体温の人はあまり健康によくないと言われていますがなぜでしょうか?

▼体温が1度下がると、免疫を司る白血球の働きが30%以上もダウン。

同じく免疫に関わる腸の働きも低下します。また、ガン細胞は35度で最も増殖する性質があるとされています。そういったことから、低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつ、ガンなど、さまざまな病気を引き起こすのだそうです。

▼体温を1度上げると、免疫力は一時的に5~6倍アップ。

心臓や脾臓など産熱量の多い臓器には、ガンはできないんです。身体を温め、平熱を上げることが健康維持につながります」

それは私たちの身体の免疫の根幹にある白血球の中のリンパ球が温度依存性が高く体温が高くなると歩行精度が上がります。そして免疫力を上げるのです。

●さらには、ミトコンドリア、酵素、腸内細菌、温度依存性が高いことが確認されています。

低体温の人要注意ですね!!