美肌スーパーフード【ワカメ】

ワカメは太古から親しまれている海藻です。日本では北海道から九州にわたる日本各地、海の岩礁や砂地に生育しています。万葉集などにも「め」または「めのは」の名でワカメが記載されています。全国各地で一般的な食品として利用されて来ました。

★ワカメの美肌効果はというとーーβカロチン
なんと言っても海藻類でもっとも豊富なβカロチンを含有しているのがワカメです(100g中3,300ug)。
βカロチンは、体内でその3分の1がビタミンAに変わります。肌の潤いや保湿の効力となるなど、又、肌荒れや吹き出物などから肌を守る働きがあるとされています。
βカロチンはファイトケミカルの中のカロチノイド(脂溶性)の1種でその抗酸化力は特に紫外線によって皮膚の内部で発生する強力な酸化力の1重項酸素と言う活性酸素の消去能力が高い事が解っています。肌の老化を遅らせる効果が有るのです。

★海藻のヌメリがアルギン酸
昆布やワカメなどの海藻類から得られるあのヌルヌルとした透明な粘性物質が見られますが、その主成分がアルギン酸でその含有量は乾燥させた際の重さのおよそ3~6割を占めるというのです。アルギン酸は天然の食物繊維で、高い保水力が有り、アルギン酸は天然保湿成分としてアンチエイジング化粧品にも使用されています。

医療現場で使われるアルギン酸
医療の現場で“被覆剤”として使われているアルギン酸ーーアルギン酸を含んだ被覆剤は傷んだ肌を外から保護し、感染を予防、湿潤環境の維持に使われる成分が入ったゲル状の物で、まさに乾燥肌効果。

★ワカメに含まれるミネラルのひとつである『ヨウ素』の美肌効果
ヨウ素は、新陳代謝に必要な甲状腺ホルモンをつくるために必要な成分で、新陳代謝を活性化します。

★ワカメに含まれるクロロフィルフコキサンチンは強い抗酸化作用が期待できます。クロロフィルは油溶性で肌の奥に浸透し、殺菌力にすぐれ、美白美肌効果があり、ニキビ肌の改善に役立ちます。
クロロフィルを使った化粧品もあります。