糖化で肌が焦げる

生体内で起きる老化の仮説に酸化がありますが、また一方糖化もその1つだと考えられています。「酸化は錆びる」「糖化は焦げる」と言われています。この糖化反応が研究され、糖化反応経路や生体内での影響も明らかになり、老化や生活習慣病、そして皮膚の老化とも大きく関係していることがわかってきました。

●何故、糖化は焦げるの?

砂糖の過剰摂取は、糖とタンパク質が体内で結びつき、劣化したタンパク質に変性させる原因になります。この糖化反応によって、終末糖化産物(AGEs)が体内に蓄積されるとお肌や血管に悪影響を及ぼすと考えられています。老化物質AGEsは体内で分解されにくく、これが血管に溜まれば動脈硬化の原因に、肌に蓄積されればしわやたるみに、骨に溜まれば骨粗しょう症の原因になってしまいます。

●では、どういう注意が必要か!

特に私たちは、食べ物に注意しなければいけません。糖化しやすい食べ物としては、急激に血糖値を上げてしまうようなGI値の高い食品や、糖質の過剰摂取も気をつけましょう。

糖化を引き起こす代表的な糖は「ブドウ糖」と「果糖」です。摂り過ぎて余ってしまったブドウ糖は、タンパク質や脂肪と結びついて悪玉のAGEsに化けてしまいます。
一方、「果糖」は、食事や清涼飲料水から摂ると、そのまま腸から吸収され、血液中に入ると速やかに細胞内に入っていきます。果糖はブドウ糖のようにインスリンが関わることはありませんが、ブドウ糖の10倍以上の速さでタンパク質や脂肪を糖化させて老化物質を量産してしまいます。

●しかし、果物は問題有りません

「えっ、じゃあ果糖が含まれた果物を食べても老化するの?!」と思われるかもしれませんが、果物の果糖含有量はそれほど多くなく、食物繊維なども豊富に含まれているので、適量をゆっくり食べる分には問題ありません。

そして最も糖化が懸念されている食品は、甘味成分として添加されている「果糖ブドウ糖液糖」や「ブドウ糖果糖液糖」言われている異性化糖なのです。名前から受ける感覚は、案外天然で健康的なイメージですが、この異性化糖は、全く自然界にないもので人工的に合成された甘味成分なのです。このような甘味成分は甘味ドリンクや加工食品などにも使用されています。

【タンパク質+ブドウ糖】→→【シッフ塩基】→→【アマリド化合物】→→【AGEs】

お肌のコラーゲンタンパク質は、糖化反応で生成されたAGEsによりコラーゲン繊維の特性である弾力性を失うことになり、お肌の弾力性が低下し、硬化やシワと言う皮膚老化の原因となってしまいます。また糖化は、黄ばみ、くすみ、たるみ、かさつき、などを引き起こすことがわかっています。

●美肌色の武器・・坑糖化食品

糖化を防ぐことが確認されている食品は、数多く発見されています。その多くが植物由来で、植物に含まれているポリフェノールなどの機能性成分が抗酸化に働くことにより、糖化を防いでいる場合が多いようです。

カモミール、ドクダミ、オリーブの葉、黒大豆の皮、よもぎ、生姜、バジル、黒胡椒、などが糖化を防ぐ効果があることが確認されています。