私たちの腸内には、1000種類・600兆個の腸内細菌が存在すると言われています。そして私たちの腸内で、悪玉菌が優勢になると有害物質が作られ吹き出物・肌荒れができ老け顔の原因になるのです。
■納豆・キムチ・玉ねぎ魔女
〈2週間で肌年齢が10歳若返る?〉
■《納豆キムチ玉ねぎ魔女》の作り方
(1)玉ねぎはみじん切りにし、納豆・キムチ・玉ねぎを加えよく混ぜる。
(2)冷蔵庫で一晩寝かせると、乳酸菌がぐーっと増える。
作り方は簡単・・以上です。そして朝食に毎日食べましょう。
1日1食以上2週間毎日キムチ納豆玉ねぎを食べるという実験を行ったところ、肌年齢が平均2才ほど若返っていたと言われています。
■境界環境が良くなる根拠
納豆キムチ玉ねぎをよく混ぜて一晩冷蔵庫で寝かせておくと、冷蔵庫の中でキムチの乳酸菌と納豆の納豆菌の戦いが起こります。結果的にキムチの乳酸菌が納豆の納豆菌を食べ、さらに大量の乳酸菌が増加します。もともとキムチの中に含まれている乳酸菌の量は非常に多いのと、植物性乳酸菌なので胃酸にも強く、大腸に大量の乳酸菌が届くことになります。そこで玉ねぎの出番がやってきます。玉ねぎにはオリゴ糖をたくさん含んでいるので、オリゴ糖はその乳酸菌の餌となり、腸内環境を良くすることになります。腸内環境が良くなれば、間接的に肌の調子も良い方向に向くと言うことなのです。
●キムチに含まれる植物性乳酸菌
植物性乳酸菌は胃酸・腸液にも強く、食べてもその多くが生きたまま腸に届くということと、特にキムチには他の漬け物などと比べて乳酸菌量が多いのです。
★乳酸菌量
たくあん:40万個/g
白菜の浅漬け:64万個/g
ぬか漬け:1億1千万個/g
キムチ:5億6千万個/g
☆〈なぜキムチに乳酸菌が多いのか〉
キムチを作る時ににヤンニョムを使うことで、白菜に付着した植物性乳酸菌が増加する。特にヤンニョムに含まれるアミの塩辛が乳酸菌を増やすのです。乳酸菌たっぷりキムチを買うなら、アミなどが入っているかをチェックする。
●納豆
最近の研究で乳酸菌は納豆を食べることによって、納豆菌をエサに増えるということがわかってきた。キムチに納豆を混ぜ、30分おいたものと1時間置いたものでは、乳酸菌に3倍の差があることがわかった。
●玉ねぎ
体内の乳酸菌の大半を占めるビフィズス菌。その餌であるオリゴ糖が玉ねぎにはたっぷり含まれているため、腸内でビフィズス菌の増殖が期待できる。