糖質制限ダイエットは古い

ダイエットと言えば、糖質が悪者になっています。確かに糖質は私たちの体に蓄積する量がごく微量なことから、エネルギーとして使わない限り、脂肪として備蓄するように働きます。

しかしながら糖質は必要な栄養素でもあり、私たちの脳は100%ブドウ糖で動いています。極端な糖質制限ダイエットを継続する事は、体に大きな負荷をかけると同時に、不足栄養素に対する補填として体が分解していくのです。

さて、今流行している糖質制限ダイエット。新しい発見!新しいダイエット方法!……と考えている人も多いことでしょう。しかしこの糖質制限ダイエットについては非常に古いダイエット方法なのです。

実は明治時代、イギリスで流行したのが最初でした・・・
当時バンティッシュと言う葬儀屋さんが考え出したと言われています。言い伝えられているところによると、バンティッシュさんは、あまりにも太っていてお腹が大きい為に、2階から階段を降りるのにお腹で下の階段が見えない状態であったと言われています。

ある時、バンティッシュさんがクロードベルナルド(生理学者、栄養学者)の講演があることを聞きつけます。その演題は『家畜を太らせるには』と言う演題で、その講演を聞きに行くことにしました。その内容はーー家畜を太らせるには『炭水化物を多く与える』という内容であったそうです。

バンティッシュさんは、自分の肥満を解消するには、その逆に炭水化物を制限すれば減量できるのでは?と考えました。そしてこれを実行した結果。あと十数キロのダイエットに成功しました。

今でも、イギリスではダイエットのことを『バントする』と言われるのは彼の名前からの由来です。

その後、バンテッシュは自分が行ったダイエットの内容を本にします。その本の名前は『肥満に関する大衆への書簡』と言う本で、当時大ヒットしたと言われています。

実は、糖質制限ダイエットは・・古臭いカビの生えた明治時代のダイエットでした。