これが出来ないと、将来太ります・・・

筋肉量が落ちると、最低限必要なカロリーである基礎代謝量が減ります。これは、「エネルギーを消費しにくい体」つまり「痩せにくく、太りやすい体」になってしまうということです。
1kgの筋肉が減ると一日あたり約50kcalの基礎代謝量が減るといわれています。1日で消費するエネルギーが50kcalも減ったのに食事は変わらず、摂取カロリーが変わらなかったら、消費されなかったエネルギーが、脂肪として蓄積され、体に脂肪がついてしまいます。
20才を過ぎると、1年ごとに全体の筋肉量の1%が衰えていくというデータがあります。
もちろん加齢の影響もありますが、非活動的な生活が原因の場合も多いようです。30歳を超えて、普段あまり運動をしていない人は、太ももやお尻といった下半身の大きな筋肉が若いころにくらべ、kg単位で減っていることも多いのです。
若い世代でも、ダイエットのために、無理な食事制限をしている女性が多く、運動を行わず、食事制限だけを行った場合、筋肉が先に衰えてしまい、脂肪はそのまま体に残ってしまう可能性が大きくなります。ダイエット直後は体重が減り、やせた気分になりますが、体脂肪が下がっていないため、中高年と同じような太りやすい体を作ってしまっています。

片足で椅子から立ち上がることは出来ますか?

体がグラグラと揺れず、スムーズにできれば大丈夫。

出来ない原因は、下半身の筋肉量の減少です。
今は太っていなくても、将来的に太ってしまう可能性は大きいのです。