美肌スーパーフード【ヨモギ】

ヨモギは日本全国に自生しているキク科の植物で、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれています。ヨモギは健康と美容に良いとされ、昔から重宝されてきた香り高い万能薬草です。
ヨモギには老化防止、心臓機能の正常化、動悸や息切れ予防、肝臓障害予防などに働くコリンが多く含まれています。ヨモギの葉は、切り傷やアトピーなどの改善に、昔から肌につけて使用されてきました。
精油成分であるセスキテルペンやシネオールなどには殺菌作用がありますので、細菌やウイルスから身を守ってくれますし、気管支炎の改善や子宮の働きを活発にしてくれます。カリウムはムクミ防止、高血圧改善に効果がありますし、ビタミンCは生活習慣病の予防になります。

クロロフィル(葉緑素)
野菜や海草など、光合成を行う生物が持つ緑色の天然色素で、ヨモギの葉に豊富に含まれています。食物繊維の5000分の1という微細さで、小腸絨毛の奥に蓄積したダイオキシン、残留農薬、有害金属を取り除く作用があります。血圧の不調を改善し、コレステロールを下げる機能も持っています。

食物繊維
大腸で主に働く不溶性食物繊維が多く含まれており、有害な物質を吸着し体外に排出するように働きます。便秘の解消や痔の予防、ダイエットに有効な成分です。


牛レバー、カボチャやホウレン草よりも多く含まれています。クマやクスミに悩んでいる女性に多い貧血、食欲不振や消化不良などの解消に役立つ、人間の体に欠かすことのできないミネラルです。
鉄の多くは血液中のヘモグロビンに含まれており、不足すると血液に酸素を運ぶ機能が低下して息切れや疲労などを引き起こし、皮膚や内臓の栄養状態が悪化。食欲不振や消化不良へとつながります。

β-カロチン
ヨモギに含まれるβ-カロチンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。目の働きを助け、粘膜や皮膚の調子を整えてくれます。髪の健康維持や、喉や肺など呼吸器系統を守る働きもあります。ビタミンAが不足すると、肌がカサカサしたり、喉などの気管の粘膜が弱り、風邪などの感染症にかかりやすくなります。