美肌スーパーフード【ウコン】

原産地はインド。紀元前2000~1500年頃には、既に栽培され、利用が始まっていたという記録が残っています。日本には、平安時代中期に中国から輸入されました。ウコンの成分は香辛料や染料・着色料としても用いられ、代表的なところではカレー粉を黄色く見せているのもそうです。

ウコンの成分はクルクミン(ターメリック)を始めとしてクルクメン、シネオール、アズレン、セスキテルペン類あるいはカンファーなど多くの成分が含まれていることが解っています。又、カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれると言われています。

ウコンの健康効果は何と言っても『肝臓』でしょう。このクルクミンが胆汁の分泌を活発にし、肝臓の働きを助けます。また、二日酔いの予防にも有効と言われています。ウコンの健康効果は多岐に渡り、言い換えればシミやソバカスなどの肌のトラブルの原因となる内臓疾患に効果を発揮すると言う事です。

★クルクミンの美肌効果
ウコンに含まれるクルクミンは体内に吸収されるとテトラヒドロクルクミン(秋ウコンは春ウコンの12倍)という強力な抗酸化物質に変化させて活性酸素をなくして肌の老化を防止する働きをしてくれます。これにより、体の代謝を向上させ、肌の老化(シミ、シワ、タルミ)を防ぐことが出来、美肌効果を促進するといわれています。
●ターメリック(クルクミン)をふんだんに用いたカレーを食べているインドでは、紫外線量が日本の1.5倍であるにもかかわらず、インド人の肌年齢は実年齢より平均5歳も若いと言われています。
●モルモットに紫外線を皮膚が赤くなるまで当て続けて、色素沈着(シミ)させてその後、クルクミンを摂取させたところ皮膚の色素沈着が抑制された報告も有ります。
●又、高吸収のクルクミンを1ヶ月間摂取すると肌の水分量が上昇することが実験結果でわかり、肌の潤いに効果が有ると報告されています。
●インドやタイのアユタヤ王朝時代では女官達がウコンの根茎を直接顔に塗っていたことが知られています。

ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌と同時に取り入れると抗酸化作用が高まると言われています。また、脂溶性なので、溶かす場合は湯水よりもオリーブオイルなどに溶かすとよいでしょう。