筋トレはガンの死亡率を下げる!

■筋トレはガンの死亡率を31%下げる!

健康的な運動と言えば、ウォーキングなどの有酸素運動イメージするの普通でしょう。筋トレと言えば、一部のアスリートであるとか、ボディービルダーや筋肉美を追求する人たちの運動と思われて、一般的な運動とは考えにくい状況にありました。
最近では筋トレが、健康に大きなインパクトを持っている事が、多くの研究発表になっています。

●厚生労働省の発表によると
筋肉量が少ない高齢の男性は、死亡率が約2倍にあがるという調査結果を厚生労働省研究班がまとめた。筋肉量が少ないと全身が衰えて免疫力や抵抗力が落ち、肺炎など呼吸器の病気になる危険性が高まるためではないかと分析している。

●豪シドニー大学の研究プロジェクトは
1994年から2008年までのデータを用い、30歳以上の成人80,306名を対象に、筋力トレーニングと全死因における死亡、がんによる死亡との関連性について分析。筋力トレーニングにって私たちの寿命にどのような影響をもたらしているのか、2017年11月1日、疫病専門誌「アメリカンジャーナルオブエピデミオロジー」において、「筋力トレーニングをしている人は、そうでない人に比べて、全死因における死亡リスクが23%低く、なかでも、がんによる死亡リスクは31%低かった」との研究結果を発表した。

●世界保健機構(WHO)
18歳から64歳までの成人を対象とする運動ガイドラインとして、1週間あたり150分以上の有酸素運動とともに、週二回以上、筋力トレーニングを行うことを推奨している。
がんによる死亡リスクは31%低かった

●ペンシルバニア州立大学の研究結果でも
「65歳以上の高齢者のうち、筋力トレーニングを行っている人は、そうでない人よりも、全死因における死亡リスクが31.6%低い」とした米ペンシルバニア州立大学の研究結果でも示されている。
筋力トレーニングが、有酸素運動と同様、健康維持に重要な役割を果たすのにもかかわらず、現代人は、とかく運動不足になりがちなのが現状だ。

■筋トレが健康に及ぼす好影響は、素晴らしいものがあると、数多くの研究が多くの発表をしています。ただ現場見てみると、ウォーキングやジョギング等の有酸素運動に比べ、まだまだ多くの人が取り組んでいないのが現状だといえます。

★オーストラリアで2011年から2012年に実施された「健康運動調査」によると、週二回以上筋力トレーニングを行っている人は、全体のわずか18.6%にすぎない。