肌のシワはこうして起こる!

●シワについて

人間、子供の頃や、10代にはシワはありません。一般的に20代後半から小さなシワができ始め、年齢を重ねるごとに30代、40代、50代、60代と少しずつシワが増え、深くなり、見た目の肌老化の1番大きな要因とも言えます。

●人によって差が出る

このシワも、人によって大きな差があります。50代になっても、10代の肌とは言えないが、ほとんどシワのない人がいます。一方、50代になって深いシワや、小さなシワが多くなり、決して美しい肌とは言えず、見た目の若さを失わせてしまっている人もいます。老けて見えると言う最大の原因は実はシワなのです。

●シワができる最大の原因

やはり1番は紫外線です。真皮ではコラーゲンが三重螺旋構造で網目のように規則正しく張り巡らされていますが、過剰な紫外線を浴びることにより、真皮内で活性酸素が発生し、真皮の総体積を減少させシワを作るのです。

▼1・真皮で紫外線により活性化の高い一重項酸素が発生し、これがコラーゲン分解酵素のコラゲナーゼや、エラスチン分解酵素のエラスターゼを活性化させ、コラーゲンやエラスチンを分解し、伸びきったゴムのように弾力性を失わせてしまうのです。

▼2・また真皮で発生した一重項酸素はコラーゲン同士が結びつくコラーゲン架橋(クロスリンク)構造を必要以上に作り、コラーゲンを硬化させ、柔軟性を失わせてしまうのです。

●紫外線対策

とりあえず紫外線の散乱剤や吸収材の入った化粧品を使って化粧をすること。そして春先から夏にかけての日差しの強い時に外に出る場合は日傘や帽子をうまく使うようにしましょう。

●食事対策

野菜や果物をたっぷりとって、抗酸化食品やビタミンCをたっぷり補給し、またコラーゲンを多く含まれている食品をとり、紫外線のダメージを受けた肌をケアしましょう。

しわ対策には食事が有効です。ビタミンやミネラルを多く含んだ食生活をすることです。不足すると肌荒れを起こすミネラルは亜鉛、銅、マンガンです。レバーや海藻に多く含まれています。そして貝類もミネラルを多く含んでいます。

亜鉛→→→新陳代謝を活発にさせる
銅→→→肌のハリを保つ