美肌を求めるなら・まず皮膚を知る

●皮膚の役割

皮膚というものは私たちの体を包んで、ただ体液が漏れないように包装紙の役割をしているだけではありません。私たちの体には様々な臓器がありますが、皮膚も臓器の1つで、その役割も複雑で多岐にわたり私たちの重要な生命活動の一端を担っています。

●皮膚の保護バリア機能

1・物理的に外部からの衝撃を防ぐ
2・水分の体内への侵入を防ぐ(皮脂、細胞間脂質)
3・余分な体液を外部に出さない
4・紫外線の害を防ぐ(メラニン、顆粒層の顆粒)
5・外部からの細菌の侵入を防ぐ(弱酸性ランゲルハンス細胞)

●皮膚の吸収作用

私たち人間は肺で呼吸をします。皮膚呼吸については医学的には行っていないと言うように考えられていますが、非常に微妙(肺の180分の1、炭酸ガス排出量は220分の1で、その影響は無視できる程度)の皮膚呼吸を行っていると言うことも言われています。

●皮膚の分泌排泄

皮脂腺から皮脂を、汗腺から汗を分泌しています。これらが混ざり合い皮脂膜を形成しています。また、体内毒素も汗と一緒に全体の3%ほどを排出しています。(便75%、尿20%、汗3%、爪1%、毛髪1%)

●皮膚の体温調節機能

体温調節の面では、外気の気温が上がると多くの汗が出て、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げる役割をしています。さらに毛細血管が拡張し血流の循環を良くし、汗腺の活動を活発化させて発汗させるのです。そして皮膚自体も拡張し、表面積を広げ、より多くの放熱をしようとします。また、外気温が下がれば皮膚は逆に作用し、体温調節にひと役買っているのです。

●皮膚の吸収作用(経皮吸収)

原則的に人の皮膚からは吸収しないと言うのが基本的な考え方です。吸収しないが浸透はします。皮膚の塗り薬は多く存在します。皮膚が浸透もしなければ、塗り薬は存在しないことになります。一般的に分子量が非常に小さくて油に溶けるものは比較的浸透すると考えられ化粧品業界で研究が進んでいます。

●皮膚感覚

皮膚には温覚、冷覚、痛覚、触覚、圧覚、の5つの知覚作用を持っています。