肌の老化させる3大要因とは?

●1・酸化

もっとも肌を老化させる原因は、この酸化です。特に酸化の中でも紫外線による酸化が、肌の老化の最大の原因です。また、酸化には私たちの細胞の中のミトコンドリアで発生する活性酸素によるものもあります。いずれにせよ私たちの肌は、内外から活性酸素と言う猛毒によって攻撃されているのです。

●2・栄養不足

私たちの体はすべて食べ物によってできています。水分が50から70%、脂肪が20から30%、たんぱく質が20から25%、ミネラルが数%、糖質は1%以下とビタミン、これらは全て口から摂取しています。肌も同じように私たちが、口から食べたものを分解し吸収して体内で化学反応を繰り返し、肌を作り上げています。これは、数多くの栄養素をバランスよく摂取し、スムーズな新陳代謝ができることが大切です。

●3・乾燥

私たちは加齢により、角質層の細胞間脂質の量が少なくなります、細胞間脂質は、角質層を作っている角化細胞の間をモルタルのように埋め尽くしている脂質で肌のバリア機能にとっては重要なものです。また、一方…表皮の上層部を被っている皮脂膜も皮脂の分泌が少なくなり、角質層での水分保持能力が低下し、肌の潤いが失われ小じわの原因になります。

●美肌のための食

その他にも、肌の老化には多くの原因が複雑に絡みあいながら進行していくことと考えられていますが、多くの老化因子はある程度食物によって防御することができます。酸化に対しても口から摂取するものによって抗酸化に働くものもあります。還元水、抗酸化ビタミン、抗酸化ミネラル、発酵食、ファイトケミカル等です。

また乾燥にしても先程の角質細胞間脂質は、アミノ酸の1種のL-セリンと脂肪酸の1種のパルミチン酸によって体内で生合成しているセラミドが80%で残りがコレステロールと遊離脂肪酸でできています。セラミド等は食品にも多く含まれているものもあり食品から摂取することもできます。

すべての原材料は口から摂取する食物からできているのです。まずは必要な原材料が過不足なく揃っていることが基本中の基本です。

ーーー食生活!バランスよく食べる。これですね!

●乾燥を予防する栄養素と食物

乾燥肌は、2つの大きな原因で起こることが予想できます。1つは角質層の水分が少なくなること、2つ目は皮脂の分泌が少なくなる事です。湿度が30%を切る季節は、要注意です。肌を潤す栄養分をしっかりとることが大切になってきます。まずは栄養素のバランスが大切です。そしてセラミドやビタミンA (レチノール、カロチン)、脂質、さらに新陳代謝を高める食品をとりましょう。