お酒はなぜ太る?

■お酒はなぜ太る


《京の着倒れ、大阪の食い倒れ、このままだったらみんな揃って行き倒れ》

●アルコールは脂肪の原材料ではない

アルコールは私たちの体の中で中性脂肪を製造する原材料ではありません。なのにアルコールを飲むと太ることになるのです。それはどういう理由なのでしょうか?世間の人たちを見ていると、夜遅くまでお酒を飲み歩いてる人に、お腹の出ている人が多いのが目立ちます。アルコールはどんな作用しているのでしょうか?

●脂肪の原材料

私たちの脂肪細胞にたまっている脂肪は中性脂肪と言う脂肪ですが、これが私たちが口から食べた栄養素で合成されています。その栄養素は糖質を分解して吸収したブドウ糖と、脂肪を分解して吸収した脂肪酸とが合体して、中性脂肪を作り上げているのです。言い換えれば私たちの体の脂肪は、ブドウ糖と脂肪酸が原材料になっているということです。

●なぜアルコールが脂肪を作る?

実は脂肪も糖質もアルコールもエネルギーを持っています。そのエネルギーを最も早く消費するのがアルコールなのです。アルコールをたくさん飲んでいる人はエネルギー源としてアルコールのエネルギーを真っ先に使います。ですから中性脂肪の原材料である糖質と脂質のエネルギーが体の中に残ると言うことです。

●意外に高いアルコールのエネルギー

脂質のエネルギーが最も高いと言われていますが……1グラム9キロカロリーあります。その次に高いエネルギーがアルコールが持っているエネルギーで、純アルコール1グラム7キロカロリーあると言われています。その他の糖質やたんぱく質は1グラム4キロカロリーです。ですからアルコールをたくさん飲む人は、高カロリー食品を食べているのと同じなのです。

●アルコールが太るもう一つの理由

アルコールを飲む場合はどうしても「あて」を一緒に食べることが多いです。お酒の「あて」は案外高カロリーな食品が多く揚げ物や油の使ったものなどは、お酒の後カロリーとお酒の「あて」の高カロリーで、カロリー過剰になってしまいます。お酒で太っていると言われている人の多くがお酒の「あて」で高カロリーのものを食べている場合が多いと言う報告があります。

●適度なお酒は体に良い

お酒が完全に悪者と言うわけではありません。タバコと違って、お酒は適度な量飲酒する事は体に良いことがわかっています。ビールだったら中瓶1本清酒だったら1合程度は最も病気の罹患率が低いと報告されています。お酒を全く飲まない人よりも、お酒を飲む人の方が健康!・・・しかし適量を超えると肝臓に負担がかかり不健康になる事は明らかです。くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。