運動で善玉コレステロールを増やす!

●中性脂肪は運動で減る

LDLコレステロール値が高い人は、運動することを勧められています。中性脂肪は運動によって減少しやすい脂肪なので、運動の意味も理解しやすいのですが、コレステロールは運動によって燃焼するタイプの脂肪ではないので、その意味がわからないと運動を続ける気持ちにならないかもしれませんね。

●悪玉コレステロールは運動で減らせるのか?

悪玉コレステロールと呼ばれる、LDLコレステロールは、運動したからといって直接的に減るものではありませんが、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールとLDLコレステロールはバランスをとっていて、HDLコレステロールを増やすことで、LDLコレステロールを減らすことができるのです。

●食生活で善玉コレステロールロールは増やせない

LDLコレステロールは食事によって変化しますが、HDLコレステロールを増減させる食品はありません。運動することが最も効果的に増やす方法と言われています。

●善玉コレステロールは運動で増える

なぜ、運動によってHDLコレステロールが増えるのか、と言う事ですが、HDLコレステロールは肝臓の血流が良くなり、末梢の血管の血流が良くなることで合成が進んでいくからなのです。

HDLコレステロールを減らす要因として運動不足や喫煙、糖尿病などが挙げられていますが、これらは末梢の血流を低下させるものばかりです。末梢の血流が悪いとHDLコレステロールが作られにくくなるので、全身の血流を良くする運動、中でもウォーキングなどの有酸素運動は効果的であると言われています。

●善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす

LDLコレステロールが増えるとHDLコレステロールが増えると言う自浄バランスは、中性脂肪値が正常であることが条件となっているので、血液中の中性脂肪が多い人は、運動によって中性脂肪をエネルギーとして燃焼させることで、HDLコレステロールを増やすことができるようになるのです。

1日30分程度のウォーキング(有酸素運動)は魔法の薬と言われています。ほとんど運動習慣のない人が増えています。そんな中厚生労働省も、1に運動!2に食事!と言って、まず最初に運動習慣が健康の元であると発表しています。