太陽の光で目覚めよう

サーカディアンリズムは25時間周期。一方、1日は24時間。1時間のズレがあります。そのままにしておけば、毎日1時間ずつズレていくことになります。カラダの中では25時間の体内時計があり、外では1日24時間の社会が回っているのです。

しかし、そこは人間の持っている社会的な適応力、というか底力というか、「起きなければ遅刻する」と自分で体内時計を毎朝リセットしているのです。毎朝同じ時刻に目が覚めるように、1時間のズレを自然と調整しているのです。つまり、日常生活とカラダのリズムが多少違っていても、同調して暮らせるように、リセットする機能も体内時計には備わっているのです。

ところが、夜遅くまで起きていたり、不規則な生活をしていたりすると、このリズムが狂ってしまいます。起きられない、だるい。頭痛がする、夜寝つきにくいなどの睡眠障害となってしまうのだ。体内時計のリズムを保つには、朝起きて太陽の光を浴びることが大切です。

朝の光が信号となって脳の視床下部のある視交叉上核に伝わると、体内時計をリセットしようとする働きが活発になるからです。太陽の光はカラダを目覚めさせる強い味方なのです。

  ●快眠は心地よい環境づくりから始まる。

自分に合った寝具の選び方

★枕
寝ていてカラダに負担がかからない状態は、リラックスして立っているときと同じ状態です。枕は寝た状態でも立っているときと同じような状態にするために使用するのです。

★良い枕の条件とは、敷き布団、頭部、頚部の間にあるすき間が埋められていることです。

枕の高さは、体型や好みによる。頚椎に負担がかからない楽な姿勢がキープできるもので、体型に合っていることが望ましい。首や肩に負担がなく、あごを少し引いた感じの自然な姿勢になる物が良い。