コード「8020」が日本を強くする

1980年から、厚生省(当時)と日本歯科医師会が8020(ハチマルニイマル)運動というのを提唱しています。8020運動というのは、日本人の平均寿命である80歳まで、20本の歯を保ちましょうという歯科医からの提案です。

 80歳まで20本の歯を保っている人の割合は1993年では10%程度だったが、1999年の調査では15%以上の割合になっていることが報告されています。
 この成果には、日本人の歯に対する意識が高まってこたことと、歯科医療の技術や材料がこの20年くらいで格段に向上したことが関係していると思われます。

 自分の歯を20本以上保っているお年寄りたちの調査結果によると、多くの人が大変元気で、イキイキとした人生を送っていることがわかります。一人でしっかり歩いて好きな場所へ出かけ、好きなものを味わって食べ、友人たちとの会話を楽しんでいるようです。
そんなすばらしいお年寄りたちがもっと増えていくことを、おおいに期待したいものです。


ライター:宮崎健爾